「残念ながら、胃がんです。」

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就職活動とがんについて

大学を卒業してから22年間、今も同じ会社で勤めております。
私が胃がんになった時も非常に理解があり、社長自らお見舞いに来てくれたくらいでした。
しかし、近年会社の業績が悪くなり、何度かリストラを行い耐えしのいで来たのですが、とうとう会社を閉めることになりました。

私も今年45歳になり、転職なんてできるものなのかと思いながら人材紹介会社に登録しました。
その登録の為に担当の方と面談している時にふと思ったんです。
「もしかして胃がんを経験していてまだ5年過ぎていないという事は就職に不利になるのか?」
黙っていてもわからないかもしれないのですが、実際9月には3日間休んで4年目の検査を受けないといけないし、後々わかる事なら先に伝えておいた方が良いのかもと思い、担当の方に聞いてみました。

そういうケースが今までなかったのか、担当の方もすこし考え

「履歴書に書いたりする必要はないですが、面接の最後にでも一言伝えておいた方がよいかもしれませんね。」

ということでした。

がんという事に対してのイメージや認識はその認知度によっても様々ですから、入社後に

「どうして先に言わなかった」

など言われたくないし、がんが理由で不採用になるならそんな会社で働きたくないと思っていたので、面接時に伝えることに決めました。

そして1社目の面接を受けました。

面接希望を出していた会社の中では第一希望の会社でした。

面接は本部長(70代男性)、企画部長(40代女性)、人事課長(40代女性)、の3人です。

面接自体は非常に良い感じで進み、手ごたえを感じていました。そして最後に4年前に胃がんになっていることを伝えたところ、本部長から

「そんなことはよくある話です。私も20年前に大腸がんになって20cmほど切ったことがあります。何も気にする必要ないですよ。」

まさか本部長ががん経験者の大先輩だったとは・・・・。

その後少しお互いのがんの話をしました。

人事課長からは

「うちは休みの取りやすい会社ですから気にせずに有給とってください。」

という返事をいただきました。

がんの再発リスクのある場合、就職ではやはり不利になるのではと思っていましたが、今回の私の場合に限っては何も障害になりませんでした。逆に本部長とは同じ病気を患った者同士ということで距離が縮まった気がしました。
そして翌日内定をいただき、その会社にお世話になることを決めました。


これは全てのがん経験者に当てはまる事例ではないと思います。
こんな運の良い話はあまりないのかもしれません。
でも、こんな会社があることも事実です。

現在在籍中の会社、次にお世話になる会社、両方ともがんに理解のある会社でほんとによかったです。

※初めて当ブログをご覧になられた方は
→私の病状です。



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by nabe_tkm | 2017-07-19 09:10 | 通常生活 | Comments(0)