「残念ながら、胃がんです。」

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カテゴリ:術前検査( 5 )

クリッピング

いよいよ入院当日。
午後からがんの位置をわかりやすくするために、内視鏡で胃の壁にクリップを打ち付ける検査がありました。
なにそれ?と思ったので私も先生に聞きました。
先生が言うには

「がんの場所はいろんな検査でわかっていますが、手術の時に切る場所を間違わないために、がんの位置から上と下の部分に内視鏡でクリップを打つんです。そして、手術中に胃を手で触ってそのクリップを確認しその外側を切断する。そうすると絶対間違いがありませんので。」

「なるほど~。でも胃にそんな物つけて痛くないんですか?その後ご飯を食べてもいいんですか?」

「チタンの小さいクリップみたいなもので胃の壁をガチッとはさみます。全然痛くないですし、ご飯もたべれます。」

「でも胃を触るっておっしゃいましたけど、私の場合腹腔鏡でやるのにさわれないのでは・・・・?」

「腹腔鏡でも胃を切る時はおへその上を5センチくらい切って、そこから胃を引っ張り出し、手で切ります。だから胃を触ってクリップの感触を確認してから切るんです。もちろん縫うのも手で縫います。」

「え~~~、そうだったんですか!全部お腹の中で行うのかと思ってました。」

「そうそう、その時に下側のクリップの位置が幽門から4センチ無い場合は幽門も切除することになります。というのも、幽門を温存するには幽門から4センチ以上必要なんです。だから手術中も幽門からクリップまでの位置をメジャーで測って確認します。」

この時に思い出しました。
最初の胃カメラ検査の時に、内視鏡科の先生が
「7センチ」
と言ったのはこの事で、これが3センチだったら幽門温存手術はできなかったということがこの時わかりました。

そしてクリッピングの時、担当医のW先生も立ち会ってくれました。
前回の長時間の胃カメラとは違い、クリップを打つだけでしたのですぐに終わり比較的楽でした。
クリップを打つ瞬間は違和感はありあしたけど、痛みも全くありませんでした。
作業中の先生の会話を聞いていると、

「あ~、大丈夫。全然余裕あるわ。」

とか言っていたので、一安心です。
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by nabe_tkm | 2013-10-09 16:21 | 術前検査 | Comments(0)

消化器外科診察とバリウム検査

初診受付を済ませ、消化器外科へ向かいました。
担当医師はM先生。
年齢は40歳前後でしょうか。
再度、今までの経緯と検査結果をおさらいしていきました。
私の質問にも詳しく丁寧に答えていただき、「この先生なら任せられる」という安心感がありました。
私はその時に、切除の方法について質問しましたが、現時点では
「全摘ではない」
としか言えないと言われました。
最終結論を出すにはがんの位置を確認するために、バリウム検査が必要とのこと。
というわけで、後日バリウム検査を受けることになりました。

バリウム検査当日。
事前に
「じっくり詳しく見ますので、健康診断の時より時間は長いですよ」
と聞いていましたのである程度覚悟はしていましたが、健康診断の検査より楽でした。
というのも、健診の時はバリウムを一気飲みして、ぐるぐる回り、途中でまた一気飲みというような感じですが、今回の検査はゆっくり一口ずつ飲みながらぐるぐる回るという感じでした。
50分くらいかかりましたが、全くつらさはありませんでした。
検査を受ける私の方にもモニターがついており、胃の中をバリウムが流れている様子が見れるようになっています。
「この胃ともお別れか~」と思いながらぐるぐる回転していたのでした。
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by nabe_tkm | 2013-10-04 08:47 | 術前検査 | Comments(0)

消化器内科最終診察

各種検査も終わりその結果を聞く為、消化器内科での診察がありました。

医師から言われたことは、

・やはり胃の中にある腫瘍は悪性であり、つまり胃がんである。
・CTの結果を見る限り、転移はなさそう。
・がんの進行度はTⅠa
・がんの種類が印環がん(未分化がん)のため、転移しやすいがんであり、
 大きさ的には内視鏡で取ることもできるが、転移のリスクがあるため開
 腹し、胃切除手術を行う。
・開腹手術となると消化器内科ではなく、消化器外科の担当になる。

とのことでした。
ここまではいろいろ調べて大体の予想はついていましたが、内視鏡で取る事が不可能となると、どんな切り方をするのか、気になるところです。
その場で内科の医師に聞きましたが、

「それは消化器外科の先生に聞いてください」

の一点張り。
またかよ~。大学病院のジレンマ。
早くすっきりさせたいのに~。
でも内科の診察の後、すぐ外科の医師との顔合わせができるということでしたので、そのまま外科に行けばいいのかなと思っていたら、もう一度初診受付へ行き外科の初診依頼書みたいなものを書かなければいけないようでした。
同じ病院内にありながら、なんとも面倒くさい。
そんな面倒な受付も済ませ消化器外科へ向かいました。
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by nabe_tkm | 2013-10-03 21:27 | 術前検査 | Comments(0)

CT検査

内視鏡検査の3日後、CT検査を受けました。
目的はがんが胃以外の所に転移していないかを調べることです。
このCT検査は普通に2回撮影し、その後に造影剤を注射して2回撮影するというものでした。

「事前に造影剤を注射すると体が急に熱くなりますが、そういうものですので大丈夫です」

と説明がありましたが、なんとも気持ちの悪いものでした。
右腕に注射針をセットし、自動で注射器を動かして造影剤を注入し、同時に撮影していきます。
造影剤が血管を伝わって右腕から順番に熱くなって行く感じがすごく良くわかります。
それが今までに経験したことのない感覚で、気持ち悪かったです。
その感覚も2回目の撮影の時には収まっていましたが、やはり2度とやりたくないですね。
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by nabe_tkm | 2013-10-03 21:01 | 術前検査 | Comments(0)

超音波内視鏡検査

初診から1週間後、内視鏡の検査を受けました。
健康診断で受けたのは俗に言う胃カメラです。
カメラで胃の内部を見て写真を撮ったり細胞を取ったりして検査するわけですが、今回の胃カメラはそれに加えてがんの部分をカメラで見つけ、その浸透度を胃の内部から超音波で計測する検査でした。
要するに胃の中から行うエコー検査です。
「少し時間がかかります」
と聞いていましたが、予想以上に長くつらいものでした。
時間的には1時間弱。
かなり詳しく見ていました。
その間のつらさといったら、今までの胃カメラ経験の中ではダントツでつらかったです。
後半は意識が遠くなっていきました。
意識が朦朧としながらも、先生の言葉を必死で聴いて覚えておこうとしていました。
すると、内視鏡を操作していた医師が看護師さんに、

「○○先生呼んでできて」

と言いました。
これは核心部分にきてるなと思い、必死で耳を傾けていました。
すると、2名の年配の医師がやってきて、

「う~ん、1センチ強。Mやな。」

「ちょっとこれではわかりずらいけど7センチかな。」

と、こんな言葉が耳に入ってきました。
この後細胞を2ヶ所取り、検査は終了。
医師より説明があるのかなと思いきや、

「この結果は消化器内科の方へレポート書いておきますので。」

と言って部屋から出て行きました。
えっ、教えてくれないの!
あくまでも管轄は消化器内科であって、内視鏡科は検査をしただけなので、ここで結論を出せないみたいです。
大学病院のジレンマ。
あの気になる会話の意味が知りたいのに~。
というわけで、自分なりに推測しました。

まず「1センチ強」とは、がんの大きさでしょう。
健康診断時には2cmと言われていたので、小さくて良かったです。

次に「M」とはなにか?
ネットで「胃がん M」で検索すると、下記のような内容が出てきました。

「癌の浸潤が粘膜層内にとどまるものをM癌,粘膜下層に達するものをSM癌,固有筋層に達するものをMP癌,漿膜下層に達するものをSS癌,漿膜に達するもので,他臓器に直接浸潤がみられるものをSI癌,ないものをSE癌と呼ぶ」

粘膜層内でとまっているのか!良かった~。
と言うことは、内視鏡でも手術できるのでは・・・・・。

最後に「7センチ」と言う言葉。
これはがんの場所なのか、他にがん以外の何かがあるのか、わかりませんでした。
結果的にこの7センチがこの後重要になってくるのでした。

つづく

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by nabe_tkm | 2013-10-03 09:21 | 術前検査 | Comments(0)