「残念ながら、胃がんです。」

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術後10日~22日(自宅療養2週間)

「退院後、何日間自宅療養するのか?」

これはには少し悩みました。

体のことを考えるとできるだけ長く休みたい。
仕事のことを考えると早く戻った方がいい。

先生に聞くと、
「回復も個人差があるし、仕事の内容もそれぞれバラバラ。一概に何日は絶対休みなさいとは言えませんね。
肉体労働の方に退院後から働けと言っても体が動かへんし、事務職だったら翌日からでも可能やしね。」

ごもっとも。
私としては「1ヶ月は絶対休みなさい!」という言葉を期待してたと思います。
その方が踏ん切りがつくから。

2週間後に仕事上絶対出社しないといけない日が1日あったので、その日にどうするか考える。
「とりあえず2週間は自宅療養で休みます」
ということで会社にも報告して休みました。
入院前の最終日に、自宅でも仕事ができるようにメモリーにデータをコピーしましたが、それを会社にわすれてきてしまいました。
それもあってか、いざ自宅療養に入ると仕事のスイッチは一度も入りませんでした(笑)

では自宅療養中何をしていたかというと、「主には食べることのリハビリ」「体力の回復」です。
食事については奥さんがかなり気を使っていろいろ工夫して作ってくれました。
これは食べてはいけないという制約はないのですが、食べるとあとで苦しくなるような物は避けました。
生物や揚げ物は避けてましたが、油ののったサバや鮭もあとで苦しかったですね。
よく噛んで食べることを心がけていたので、うどんを食べるのが苦痛になりました。
うどんってあまり噛まずにのどごしで味わうものなんで、うどんを粉々になるまで噛んでるのが苦痛であまり食べなくなりました。
逆に噛めば噛むほど味わいの出てくるパンなどは、以前にも増して好きになりました。
奥さんがパンを焼く人なんで、それはお互い良かったです。

術後10日から22日まではどんな食生活かというと、ご飯はお茶碗に半分くらい、おかずは少しだけ。
一般的な定食の3分の1くらいでしょうか。
これだけでもかなりお腹は苦しい感じです。
幽門を残しているので、食べ詰まりになっているのがすごくわかります。
胃に入っているものが腸へ流れて行くと楽になるのですが、それには1時間半ほどかかりました。
おなかがすいたという感覚もあまりないので、落ち着いたところで間食。
ラスクやクッキー、ビスケット、チョコレートなどを食べてました。
最初はそれも良かったのですが、飽きてきますので、後半はパンなどが多かったです。
お酒は禁酒です。
というか、呑みたいという気持ちにならなかったです。
今から思うと本調子ではなかったんでしょうね。
でもダンピング症候群や、食べたものをもどしたりすることもなくすごせました。
これは噴門と幽門を残しているおかげだと思います。

そして、消化の促進と体力回復のためにウォーキングをはじめました。
最初は1kmくらいを夕食前に歩いていました。
後半は30分位歩いて折り返すという事を繰り返していたら、1時間で5~6km歩いていました。
歩くのはいいのですが、小走りに走ると胃液が逆流してきて食道のあたりが焼けつくように痛くなります。
激しい運動はするなという合図だったのかもしれません。
毎日家の周りを歩いていても飽きてくるので、いろんなところに出かけました。


大神神社

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甘樫の丘

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曽爾高原

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長谷寺

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銀閣寺

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こんな感じで、老後のような生活を送っていました。

そして術後21日目、術後初の診察です。
今回は、血液検査と切除した胃やリンパ節の生検結果の報告がありました。
結果は血液検査異常なし。生検の結果も転移は無しということでした。
「今までの実績から言っても、ほぼ完治と言っていいでしょう」
と先生から言ってもらえました。
これから5年間の病院通いは続きますが、これで一安心です。

「早期発見」

本当にこれにつきます。
胃がんは特にそう思います。
見つけてくれた健康診断の先生に感謝です。

体力的には戻ってきておりましたので、翌日から通常通り出勤することにしました。
というわけで、術後22日、退院後13日で出社です。
これが早いのかどうかわかりませんが、自分的には十分休めたと思います。


つづく。
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by nabe_tkm | 2013-12-09 11:16 | 自宅療養 | Comments(2)

術後10日目(運動会)

今日は娘の運動会。
なんとか間に合って良かったです。

前日の夜は家で退院後初めての夕食をしました。
病院では出されている物を一人で食べていると、あまり気にならないのですが、自宅で家族と一緒に大皿に入った料理を取りながら食べると、自分の食べている量が以前より大幅に減っていることを実感します。
今まで家族の中では一番大食いだった私が、息子(中1)娘(小3)よりも食べる量が断然少ないのですから。
退院後すぐはよく食べる息子達につられてついつい食べ過ぎる事がありました。
そんな時当然苦しくなるのですが、それも急にやってきます。
すでに結構苦しいのですが、最後1つだけ食べようと口に入れるとそこから急激に苦しくなる。
そんな感じです。
私の場合、幽門保存胃切除術と言って胃と腸につながる幽門というところを残しているので、それがまだ正しく機能しておらず、食べても閉まったままになっている時は通常の3分の1しかない胃はすぐにいっぱいになってしまいます。
時間が経てば幽門も開いて胃の中の物が腸に流れて行き、楽になっていきます。
退院後は食べたい欲求を我慢するのが大変でした。

運動会はというと、天気に恵まれ晴天で暑いくらいでした。
お昼休憩では一度家に帰って食事し休みましたが、そんなに疲れることもなく最後まで見届けました。

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by nabe_tkm | 2013-10-26 16:58 | 自宅療養 | Comments(0)

術後9日目 (退院)

いよいよ今日は退院です。

退院の日の朝焼け

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朝、栄養士さんから退院後の食事についての指導がありました。
まだ20代くらいの若い栄養士さんでした。
一通り説明があり、いろいろ話しましたが言われたのが、
「術後9日で退院は非常に早い」
「自分が対面した患者さんの中で1番若い」
ということでした。
20代の人に若いと言われるのも変な感じですが、その栄養士さんが受け持った患者さんはほとんど60後半以上の方だそうです。
先生からは「40代でも沢山いてますよ」と聞いていましたが、割合としてはかなり少ないんでしょうね。
実際病棟では私より若い人は見ませんでしたし、ほとんど70歳以上の方でした。

退院時、お世話になった看護師の方たちにお礼のお菓子を渡すつもりで準備していたのですが、どうも規則で決まっているようで受け取ってくれませんでした。
最近きっちりしているみたいですね。

お世話になった病院を出て家に向かいます。
お昼時でしたので、帰りに嫁さんと退院祝いのランチに向かいました。
久々の外食。少しつまんだ程度ですが美味しかったです。
術後9日でこんな料理を食べれるようになるとは思ってもみませんでしたが、やはり量は全然食べられません。
この半分以上残したかな?
残した料理は持って帰らせてもらいました。

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退院後は体の様子を見ながら当分自宅療養します。
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by nabe_tkm | 2013-10-26 11:29 | 入院中 | Comments(0)

術後8日目

食べられる量はあまり変わってません。
退院を翌日に控え、もっと食べたいと気持ちは焦りますが、看護婦さんから

「無理して食べずに残してください」

と言われて入院最後の夕食もおいしかったけど2割は残しました。
この日の体重は65kg。
5kg落ちました。

鯛の煮つけがおいしかったなぁ。

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点滴がとれた頃には6Fにある病棟から1Fまで階段を下りてまた階段を上がってきたり、1日2往復くらいしていました。
最初はこれだけでもふくらはぎが筋肉痛になってましたが、この頃にはそれもなくなっていました。
日に日に体力も回復しているのがわかります。
お腹の痛みは腹筋を使ったり、背筋を伸ばすと痛みますが、じっとしていると感じなくなってきました。
痛み止めは術後3日目に切れてから使ってません。

いよいよ明日は待ちに待った退院日です。
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by nabe_tkm | 2013-10-25 22:08 | 入院中 | Comments(0)

術後7日目

点滴もとれ、お腹の傷も治ってきたのでガーゼもはずしてくれました。
これでシャワーも自由に浴びれます。
こうなってくると、日中が暇で暇で。
この頃からテレビを見たりパソコンを触ったりする元気も出てきたので、パソコンで「あまちゃん」をずっと見ていました。
無線LANをレンタルしていたのですが、病院内はLTEも入ってサクサク見れました。
たしか1日400円くらいだったと思います。
これは準備しておいて良かったですね。

朝の先生の回診時に
「3日後に娘の運動会があるので2日後には退院させてほしい」
とお願いすると、あっさりOK!
でも、絶対出場しないようにと釘刺されました。
出るわけ無いというか出れませんよ(笑)
ゴールが見えると気持ち的にも全然違います。

お昼に献立を見ていると、夕食はなんとカレー。
うれしい反面、まだ無理でしょ~という感じ。
そして夕食になって出てきたのは・・・・・・・。

やっぱり無理ですよね。
っていうか、このメニューでもらっきょなんですね。

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by nabe_tkm | 2013-10-25 21:51 | 入院中 | Comments(2)

術後6日目

やっと点滴が取れました。
これで体から全ての管が抜けました。
この爽快感はなんとも言えないですね。
最後なので記念に

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これで両手が自由に使える。
着替えも楽になる。
寝返りもうてる。
歩く時に点滴を連れて歩かなくていい。
でも逆に栄養は全て口から採らないといけない。
大丈夫かな~。
とか考えていて思い出したのが、体重。
いったい何キロになってるのか?
入院後は一度も量ってませんでした。

結果は
手術前  70.0kg
術後6日  65.8kg

約4kg減。
見事に落ちてます。
ぽっこり出ていたお腹もスッキリしています。
見た目もスッキリしたように思います。
身長が176cmなので今までの体重がオーバー気味だったので丁度いい感じです。
このままキープできればいいんですが、今の食事量では確実に減るでしょう。
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by nabe_tkm | 2013-10-17 11:18 | 入院中 | Comments(0)

術後3日目

術後3日目

朝の検温では36度台まで下がっていました。
やはり熱がないととても体が楽です。
病院の中をできるだけ歩くようにしていました。
おそらく2kmは歩いていると思います。

そしていよいよお昼から食事が始まりました。
栄養は点滴で十分なので、あくまでも食べる練習らしいです。
半分くらいは残すようにと言われました。
でも久しぶりの食事だったので、8割は食べました。

昼ごはん

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昼のおやつ

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晩ごはん

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晩のおやつ

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12時から21時まで3時間おきに食べるので、ずっと食べているような感じです。
お腹の感覚としてはこれの半分も食べれば苦しくなりました。
食べた後はその苦しいのが収まるまで座って待ちます。
幽門も噴門も残した状態で、胃がソフトボールくらいの大きさになっているので、当然少ししか入らないのです。
また、出口である幽門も正常には動かないため、食べ詰まりの状態が起こり満腹というより苦しいと言う感じです。
先生が事前におっしゃってた「びっくりするほど食べられない」というのはこういうことだったんだとわかりました。
食後落ち着いたら歩きに行きました。
そうすると、お腹がグルグルと鳴って動き出すのがわかります。
それが食べた物が噴門から腸に流れて行っているのかどうかわかりませんが、苦しさは和らぎました。
だから食べた後は少し歩くように心がけました。
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by nabe_tkm | 2013-10-14 20:25 | 入院中 | Comments(0)

術後2日目

術後2日目。

朝の検温ではやはり熱があり、37度後半。
間接が痛いとかはないのですが、とにかく眠い。
先生が回診に来てくれたので、熱の事を話すと、

「熱も出ますよ、胃切ってるんですから。」

そう言われてみればそうですね。
特に薬が出るわけでもありませんでした。

この日も絶食。
水は少しですが飲み始めました。
怖くてごくごくなんて飲めません。舐めるように飲むだけです。

お腹の傷口はまだ自分では見ていません。

その日は1日中汗をかいていました。
何度パジャマを着替えたことか。

そして、午後に尿道カテーテルを抜いてくれました。
抜く前に看護婦さんから

「抜いてからおしっこが出ないようでしたらまた入れますので」

と言われました。
そんなん無理無理。拷問ですやん。
意識のある時にこんなもん入れられるとか無理やわ~。
と心配していましたが、抜く時も「ぞわ~」という感覚だけで、痛みはありませんでした。
その後すぐおしっこも出て一安心。
再び入れられることはありませんでした。

というわけで、夕方にシャワーをあびました。
点滴とお腹の傷口には防水のカバーをしてくれます。
久々のシャワーとても気持ちがいいです。
これだけでもずいぶんと元気になれます。
体から管が抜けるごとに回復していくのがわかります。

しかし夜中も汗をかいては着替えての繰り返しです。
点滴をしながら着替えるのも慣れてきました。

熱を計ると37度台。やはり微熱は続いていました。
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by nabe_tkm | 2013-10-14 17:26 | 入院中 | Comments(2)

術後1日目

ナースステーションの隣の部屋から下の元の部屋へ戻り、入院生活がスタートしました。
部屋はこんな景色が見える4人部屋の窓側でした。

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酸素マスク、鼻から胃に通しているチューブ、ドレーン、フットマッサージは取れましたが、尿道カテーテルと点滴はついたままです。
看護婦さんと一緒に病棟内を歩く練習のために1周(400m)を歩いた以外はテレビもつけず、持ってきていたパソコンも開かず寝ていました。
痛み止めの副作用もあるのでしょうか、なぜか1日中よく寝ていました。

痛み止めは入れているものの、やはり痛みます。
起き上がるのもつらい状況で、同じ体勢で寝ていると暑くなってくるので寝返りをうとうとするのですが、それが痛くてまた一苦労。
結構つらかったです。

食事は絶食。
水は飲んでもいいと言われましたが、飲みませんでした。

その晩、大量の汗で冷たくなり目が覚める事とが何度かあり、熱を測ってみると微熱がありました。
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by nabe_tkm | 2013-10-14 12:53 | 入院中 | Comments(0)

手術直後

手術が終わり、ベッドを押されて病棟のナースステーションの横の部屋に移動してきました。
その部屋で嫁さんと顔を合わせ、一言目に

「痛い~」

と小声で言ったそうです。私は覚えていないんですけど。
後日聞いた話では、当初6時間の予定が2時間延びたため、嫁さんも何かあったんじゃないかとかなり心配したそうです。
術後の先生からの説明で、胃の周りのリンパに脂肪が巻いていて、それを傷つけずにリンパを切除するのに時間がかかったということでした。

その後も私が「暑い」「寒い」「痛い」などいろいろ言うので、嫁さんがその晩は泊まってくれました。
全身麻酔の影響もあったのかどうかわかりませんが、寝たり起きたりの繰り返しでした。
その時の私の状況はというと、

鼻には胃までつながったチューブが刺さり、口には酸素マスク、右のお腹にもチューブが刺さり、右手に点滴、そして尿道カテーテル、足にはエアーフットマッサージ。
といった状態でした。
手術前から、この状態がつらいなあと思っていたのですが、正直これをつらいと思うほど余裕もなかったです。

手術の翌朝には、鼻とお腹のチューブは抜いてくれました。
そして酸素とフットマッサージも外れ、自分の部屋に歩いて帰ることになりました。
本当に歩けるの?と思いましたが、歩けました。
痛みは想像していたよりも痛かったですが、行った手術のことを考えるとかなり痛み止めが効いていると思えました。
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by nabe_tkm | 2013-10-09 20:51 | 手術 | Comments(0)